先日、佐多がうちに遊びに来て
早稲田祭の映像を見ながら
「ショッカーズ(男子チア)はほんとすげぇなー」
と話していたときふっと思ったのですが。
確かに彼らは男子チアというレイヤーを開拓し、
自ら言うように
「既存の常識を打ち破った」
存在であることは間違いない。
しかしそれは反面、いままでうまく「住み分け」てきた調和を
ぶち壊してしまったことにもなりかねないか。
チアという競技に男子が進出した場合、
その身体能力の差異からどうしたって
男子の方が質が高く派手なパフォーマンスが出来てしまう。
事実、男子チアが出来てから女子チアの演技が
見劣りするように感じられ、集客も目に見えて減っている気がする。
先人たちはそれがわかっていたからこそ、
「チアは女性のレイヤー」
聖域として保全していたのではないか。
昔でいえば「男は刀、女はナギナタ」的なね。
身体能力の差があっても男女で違う魅力が出る
競技もあるから(フィギュアスケートとか)、
一概には言えないけどさ。
こういうのは社会に出てからもあらゆる状況で直面することで、
悪しき慣習を打ち破ることと古き良き良識を破壊してしまうことは
常に紙一重なのでありますな。織田信長…